電磁弁の種類
電磁弁は方向制御弁の一種ですが
この方向制御弁にもいろいろな種類があります。
これには
方向切替弁、チェックバルブ(逆止弁)、シャトル弁、急速排気弁
があります。
電磁弁は方向切替弁に含まれ、電磁力で方向を切り替える弁です。
方向切替弁の種類
動力として電磁力の他には空気、手動、機械、押しボタン、足踏などがあります。
そして電磁弁は、弁の機能、操作方式、構造、ポートの大きさにより分類されます。
●弁機能による分類
1.ポートの数による分類
ポートの数や位置により分類することができます。
ようするに接続口の数です。昔は2ポートを2方向電磁弁、3ポートを3方向電磁弁などと呼ぶこともありましたが最近では二方向や三方向という呼び方はされなくなってきました。5ポートでも四方向のがあります。
4ポートと5ポートの違いは4ポートは1個の排気ポートですが、5ポートは2つの出力に対して独立した2つの排気ポートを持っています。機能的にはほとんど変わりません。
2.位置による分類
弁を切り替えた状態を位置またはポジションといいます。
特殊なものだと4位置とか5位置のものもありますが、だいたいは2位置か3位置になります。
詳細は省きますが3位置のものには、ABR接続、PAB接続、オールポートブロックというように分類され複動シリンダの操作用として用いられます。
●操作方式による分類
1.単動操作
単動操作方式(電磁弁ではシングルソレノイドという)とは弁を操作している動力がなくなれば元の位置に戻るものをいいます。バネの力によって元に戻るものをスプリングリターン方式、圧力によるものはプレッシャリターン方式といいます。
2.複動操作
電磁弁ではダブルソレノイドと呼ばれ、弁が切り替わっている状態で動力が無くなってもその状態をキープしたままになります。最初の位置に戻るには反対側のソレノイドで操作する必要があります。
3.直接操作と間接操作(パイロット操作)
直接弁を操作するものと、パイロット操作といい、切り替える力が大きく直接操作できない場合に空気圧の力を利用して切り替えを行うものがあります。
●弁構造による分類
弁体の構造には
スプール式、ポペット式、すべり弁式があります。
スプール式は、小さい力で弁の切り替えを行え、複雑な切替も比較的簡単にできます。ただし、ゴミの影響を受けやすく給油が必要。
ポペット式は構造が簡単で、短い距離で開閉でき、ゴミの影響を受けにくく、給油の必要もありません。ただし多方向になると構造が複雑になります。また切替には大きな力が必要です。
すべり弁は、構造が簡単なのでコンパクトになりますが潤滑油が必要でゴミが入るとエア洩れが発生するためあまり電磁弁には使われません。
●ポートの大きさによる分類
配管サイズにより分類されます。
その他、マニホールド形電磁弁というものがあり、一般的なものは弁を1ヶ所にまとめ、入口のポートを排気ポートが共通になっています。
